完璧な休日と、白いお酒。
白い光がカーテンを揺らしたら、
履きなれたスニーカーを履いて、ドアを開けよう。
雲はモクモクと湧きあがり、
噴水が虹を描く公園には、
滑り台を駆け上がる子供たち。
木陰で休む猫は相変わらずそっけないけど、
自由なもの同士、軽い挨拶こそふさわしい気もする。
家路につく頃、太陽が長い陰を作り、
ポケットから取り出した鍵を、オレンジ色に染めあげる。
ただ、完璧な休日はまだ終わらない。
テーブルの上には、真昼の光を思わせる白いお酒。
もう少し楽しい時間は続くのだ。