たとえるならば「酵母ガチャ」 ですね。

こう語るのは土田酒造の杜氏さん。

現代の酒造りでは、人工的に培養された酵母(糖をアルコールに変える菌)を
作りたい酒質に合わせて選んで添加することがほとんど。

このお酒のように、
蔵に住む野性の酵母がおりてくるのを待つやり方はかなり稀。

酵母がおりてこなければ最悪お酒になりません。
酵母がおりてきてもその性質が分からないので、
醗酵力の強弱、活性化する温度、出来上がりの香りなどなど
すべて読めない中での酒造りになります。

では、なぜそんな方法を採用するのか?
それは、「日本酒の可能性が広がるから」だと言います。
想定外のことしか起きない状況をあえて選択することで、
新しいものが生まれる可能性があるという考え方です。

どうですか、土田酒造さんの日本酒造への態度。
胆の据わり方がやばすぎで、
めちゃくちゃカッコいいと思うのは私だけではないはずです。

Tsuchida 野生の12 研究醸造28 720ml[土田酒造株式会社]

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