2021.4.16

良い酒を造って、よい形で伝える平和酒造、蔵元の手

有名な方と聞いていたので少しドキドキしていたが、
とても気さくで社長とはもう何十年もの仲である平和酒造4代目山本典正さん。

梅小路のインスタ映えするブランコで、雑談を交えながら徐々に話題は蔵のお話に。
『昨日より面白い今日にするために日々走り続けている。』

そうおっしゃる山本さん。
現在、平和酒造の変えてはいけない部分は社員にほぼ任せているそう。
2020年「紀土」でチャンピオン・サケを受賞した功績も、社員たちの頑張りの成果。

ここ数年は、
変わっていない部分を変えていくために日々走り続けているそう。
しかし、現在コロナの影響で走る速度を緩まざるおえない状況が続いている。

コロナの影響で飲食業界は自粛。
お酒は嗜好品であり、悪だとまで言われる始末。

しかし、この状況の中でも
平和酒造の商品を求めてくれるお客様がいるから走る足は決して止めない。
お客様にとって良い商品をつくり、
『ありがとう』と言われるためなら決して手を抜くことはない。

大体のことはミーハー好きであるが、
仕組み作りを考えることに対してはマニアック、誰にも負けない。

こんな時代だから何もしないのではなく、
こんな時代であるからこそ次に向けて新しい準備をしているのである。

 

様々なことに挑戦されている山本さんであるが最後に改めて、
「こんな世の中だからこそ、改めて“平和”って大事だなと思う。」と一言。

2代目先代が戦後の平和な時代で酒造りをするという希望を語ったように、
きっとどんな時代であっても、
お酒を通じで昨日よりもっと良い今日の為に山本さんは走り続ける。

平和酒造株式会社
山本典正