2018.9.5

クラフトなお酒

writer/蛇草

こんにちは、酒高蔵スタッフ蛇草(はぐさ)です。
当店スタッフTが「ビールの美味しさが解らん!」というので連れ回してきました。

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近年、何かと話題の『クラフトビール』。
当店にビールの扱いはないので、不毛な記事ですみません(笑)。
酒業界に携わるものとして最低限の知識は有しているつもりなのですが
改めて「クラフトビールの『クラフト』って何?」と聞かれると
その曖昧さになんと説明したらいいのか、判らなくなります。

 

一応、定義がありまして・・・

①小規模であること
②独立していること
③伝統的であること
※日本ビアジャーナリスト協会より

ざっくり説明するとこんな感じになるのですが、大手酒造メーカー以外が造るビールと
認識されている方も多いのではないでしょうか?

 

しかし近年、大手酒造メーカーもこだわったビールをクラフトビールのように謳って
販売しているのでモヤモヤ感を助長させるのでしょう(笑)
細かくいうと違うのですが、地ビールと同じで大丈夫だと個人的には思っています。

 

最近では、クラフトというなんとなく美味しそうなロゴに釣られてか『クラフトジン』等を造る
酒蔵も増えてきました。
世界のお酒を日本の技術と職人のこだわりで造る。。
そんな情熱が昨今のクラフトブームに繋がっているのかもしれませんね。

 

ただこれは、日本だけの話ではありません。
日本酒愛に満ちた外国人が日本ではない土地で酒米を作り、地元の水を使い、醸す。。
近年、海外で自国の日本酒を造る動きが活発化しており
現地では、『CRAFT SAKE』と呼ばれています。

 

日本酒は和食ブームも相まり、海外での消費がどんどん増し
今では、ワインと同じカテゴリーで認識されるようになりました。
その名も、米からできたワイン!
That’s so cool!!

 

近い将来、美味しいと感じた日本酒の産地や蔵を尋ねたら・・・海外産!?
そんな時代がくるかもしれませんね。