2023.2.15

比べる、広がる、日本酒の沼。

複数のお猪口に注がれた別銘柄の日本酒を順番に呑み、
それぞれの香りや味の違いを比べる。
いわゆる呑み比べというやつですが、
これを飲食店や酒屋さん、
酒蔵さんで体験したことがある方は多いと思います。

この呑み比べのメリットは、
こっちよりこっちのお酒が好きということが
自然とあぶりだされることにあります。
1つの銘柄を飲んでいるより特徴が見えやすい。
呑み比べは、自分が美味しいと思えるお酒に出会うための
近道だと言えるでしょう。

だから私は、一升瓶のお酒を買って、
飲みきる前に次の一升瓶を買うという手法で、
家でも呑み比べを楽しんでいます。
たった2種類を比較するだけでも、
違いはかなり分かります。
なのでこのやり方はホントにおススメ。

こっちのお酒の香りが好きかも。
今回呑み比べしたお酒に順位をつけるならこの順番。
私ってスッキリとしたお酒が好きなんだ。
比べることで見えてくることは多いです。
また、同じ日本酒でも銘柄によって味は全く違うので、
その事実を肴に、
ああだこうだ言いながら飲むのも楽しいものです。

そして次は前回のナンバーワンと、
新しいお酒を比べてみたり。

そうやって数珠つなぎ的に経験を積むことで、
自分の好みの軸のようなものもできてきました。

その先、1つのゴールとして、このお酒さえあれば他はいらないという
境地にまでたどり着ければいいのですが、
いかんせんお酒は定番商品以外にも、
季節商品も新商品もあって、新しいものが続々と出てきます。
手加減してくれ~って感じなのですが、
この先もこの流れが途切れることはないでしょう。

眼下には広がり続ける日本酒の沼。
これから先もその中で、
ズブズブドロドロになって遊ぶしかなさそうです。