2020.3.9
- 【手と、】
若き起業家「一宮いちご」の原料を造る農家の手
大粒の赤く艶やかないちごを携えて、
にこやかで素敵な笑顔でやってきた加藤さん。
丸石醸造の3%シリーズの「一宮いちご」のいちごを
生産している農産者。
和やかな雰囲気だけれども、かなり頭脳派。
なんでも元はIT関係から農家に転身した起業家だとか。
いちごを作っていて辛いことは何ですか、という問いには
「自然だけは辛い。一日もほっとした日はない。」と答えた。
暖冬、台風、カビ、、、。
人間にはコントロール出来ない力を真摯に受け止める。
いちご作りをはじめて今年13年目のだという加藤さんの言葉と眼差しは鋭い。
かと思ったら
「めちゃくちゃ酸っぱいいちご作ってもいいかな、なんてね」
とユーモアある一面も。
このギャップが厳しい農業という世界を生きる技なのだろうか。
現在はいちごを生産するだけではなく、
新しいアプローチの試みも始めている。
「スーパーじゃ絶対真似出来ないことをする」
強い信念と、つくり手のこだわり、志を持った若き起業家だ。
株式会社秀農業
代表取締役
加藤 秀明