2018.9.5

焼酎で甲乙付け難し!?

writer/蛇草

こんにちは、酒高蔵スタッフ蛇草(はぐさ)です。
突然ですが、みなさんはどちらを選ぼうってなったとき、すぐに決められますか?
私は、その時間が無駄だと考えるので両方買っちゃうタイプです(笑)。

 

二択といえば、甲乙付け難いというフレーズを使ったりしますね。
噛み砕くと、どちらが1番か決められない!という意味。
よく聞く言葉ですが、由来をご存知でしょうか?

 

「甲乙」は古代中国思想の十干(じっかん)の第一「甲(きのえ)」と第二「乙(きのと)」のことで
学校の成績の一、二位等、優れた場合に用いられた為、このような使われ方になったそうです。
逆に悪いときは「どんぐりの背比べ」ですね。
急に親近感が沸いてきました。。
と、自虐を入れたところで酒屋スタッフのブログに戻ります。(笑)

 

実は、お酒にも『甲』と『乙』があるんです。
大きな酒屋さんに行くと焼酎コーナーに『焼酎甲類』、『焼酎乙類』と表記のあるアレです。
「そんなんあったけ?」と思った、そこのアナタ!
もうしばらく、ウンチクにお付き合いください。。

 

まずは『甲』から。
伝統的な焼酎に対して新しい焼酎という意味で、かつては「新式焼酎」と呼ばれていました。
乙類との大きな違いは、【連続式蒸留器】で蒸留することにあります。
アルコール度数は36%未満に規定されています。
原料を糖化、発酵して数本の蒸留塔に連続供給され、蒸発・分縮・還流という複数の作用により
高純度のアルコールを取り出すことができます。
これは後述にある、単式蒸留機で何度も蒸留を繰り返すことと同じ原理です。
そうして生成された焼酎は無色透明でクリアな味わいが特徴で
とうもろこしやさとうきび等を原料とし、比較的お求め安い物が多いです。
(例)JI〇ROや鏡〇など

 

続いて『乙』・・・
かつては「旧式焼酎」と呼ばれており、蒸留は【単式蒸留器】で行われています。
蒸留の仕組みがシンプルで、アルコール以外の香味成分も抽出され
原料独自の風味や味わいに繋がります。
原料の風味が活かされるので原料は非常に豊富でさつまいもを始め
麦・米・そば・黒糖等があります。
また、本格焼酎とも呼ばれており、ロックやお湯割りで焼酎本来の味わいを
楽しむことができます。
(例)きろく、中々など

 

なるほど!!
新しいから優れた『甲』、古いから『乙』が使われている訳ですね♪

 

でもどちらが良いと言うわけではなく、用途や気分によって飲み分ければイイんじゃない!?
まさに『甲乙付け難し』な訳ですが、当店は乙焼酎ばかりの扱いですので。。
みなさん、風味豊かな乙焼酎飲んでください<(_ _)>

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