2021.10.29

「梅酒屋」のカタチ。

2021年10月22日から梅田のリンクスに入っている花屋
「生花青果」さんとコラボがスタートしているのだが、
梅酒屋との出会いは、コロナが始まる前。

2年ほど前の東京フーデックスでのブースでの出会いからだ。

この時は、上田酒店デザイン事務所と一緒にブースを出したのだが、
酒屋のデザインということで、写真のようなイメージで出店。

中央には堂々と、活版印刷機を置いてたのもあって、
“何屋さんですか?”
または、“印刷屋さんですか?”
と100回聞かれた。(体感)

ここで出会った「生花成果」さん。

“僕たち花屋なんですが、お花以外に青果やそれ以外にも色々も売ってます。”
という言葉に、なんだか親近感を覚えたことを昨日のように思い出す。

そんな花屋と酒屋が出会ってから、
こんな時代を乗り越えて、コラボすることが決まったのも感慨深い。

実は、
梅酒屋としての店舗、というのは明確には存在していない。

もともと、梅酒屋はWEBで2005年に楽天市場に出店したブランド。
実店舗からの始まりではないのだ。

16年たった今も、梅酒屋はWEBで多くの方に支えられていたり、
海外の方にも認めていただいたり、
飲食店への卸などでお世話になっていたりと、
活躍の幅は広いものの、店舗としての在り方については、
あるようでないものになっている。

それが梅酒屋らしいといえばらしいのだが、
梅酒屋だから出せる世界観や表現やニーズもある。

それが今回のコラボでは、梅酒屋の一つのカタチとして、
大きな一歩に挑戦することとなった。

梅酒やリキュールはもちろん、京都の「梅小路醗酵所」にも
屋台をお借りしたのもあって、
麹や、麹水のもとなどの物販も展開。

今回、コラボをしてくださった生花青果さんにも
この感謝を返せるよう、デザイナーを初め、
商品を届けるスタッフや、ポップを作るスタッフ、
多くのスタッフ達とともに、
生花青果×梅酒屋のコラボは盛り上がっていく。

奥に貼っているパネルにある言葉、

“なくても生きていけるけれど
あると暮らしが豊かになるもの。”

花と酒。
通じるところがあるからこそ、
この雰囲気が生み出されたのかもしれない。

そう思いながら、
これからの梅酒屋のカタチも探していきたい。

(ヨドバシリンクス 出店期間:2021/10/22〜2022/1/20まで)
場所の情報はこちらをclick