2022.3.10

大きな湖(うみ)を見る。

湖と書いて「うみ」と読む、
滋賀・長浜の街にそびえる「湖のスコーレ」。

製造と販売を同じ場所で行っており、
日本酒の元になる米麹を中心に、チーズ、どぶろくなどの製造室が。
当社の醗酵所プロジェクトに参画していただいているハッピー太郎さんが
主に様々な製造、企画に取り組んでいる。

今回はそんな太郎さんと施設内のカフェでランチ。

カフェのメニューも、
製造室が隣にあるだけあって、麹や酒粕を使ったものばかり。
健康オタクの私はどれもそそられてしまう。

この米麹のチーズケーキは、発酵に興味のある有名なパティシエさんの渾身の一作だとか。
チーズケーキだと思って食べるとびっくりしてしまうほど、
熟成したチーズの風味と麹の香りがガツンと感じられる不思議なケーキ。
甘さは意外と控えめなので、健康にも良さそう。

お酒は大事なコミュニケーションツールだが、
「麹」は、お酒だけでなく甘酒や料理などいろんな用途があるから
家族で一緒に楽しめると話す太郎さん。

また、ここで作っているどぶろくの原料は、
米の中でもふるいにかけた未熟米(基準に満たなかったもの)を使用しているらしく、
無駄を出さない日本人らしい心を感じられた。
しかも、未熟米の方が粒が小さくて溶けやすく使いやすいのだというから
なるほど理にかなっている。

お酒は敵とも言われるこの時代に、どのように何を伝えていくのか。
流行り廃りに惑わされず、1から「創り」、「伝えていく」ことに大きな意味がある。
そう感じるのであった。