2020.1.14

日本酒漢字検定は、時にむずめ。

日本酒の名前を見て、
「これなんて読むんだろう?」
と、思ったことないですか。

例えば、獺祭。

とても人気のお酒で、今は知名度があるため読めた方も多いと思いますが、
いきなり“だっさい”って読めた人って、一握りだと思うんです。
だから、日本酒の名前が読めなくても全然恥ずかしくありません。
当て字の商品だってたくさんありますし、
そのまま読んでも、音読み訓読みで変わってきますからね。

名前を確認したいとき、一番手っ取り早いのは、裏ラベルを見ること。
ひらがなを当ててくれていたり、ヒントがあることが多いです。

もちろん店員さんに聞いてくれて大丈夫。
私達みたいな酒屋でも(多分、居酒屋さんでも)、

「これなんて読む商品なんだろう」
ってことを経験しているので、
そういった疑問も当然だと思っています。

正確な名前を知れば、酒蔵さんの想いや思想にも触れられます。

例に出した獺祭ですが、
「獺祭の言葉の意味は、獺が捕らえた魚を岸に並べてまるで祭りをするようにみえるところから、詩や文をつくる時多くの参考資料等を広げちらす事をさします。」※旭酒造株式会社HPより
とのこと。
獺祭を造る際、研究を重ねたことを表現しているのかも…。
なんて想像できるのが面白いですよね。

ちょっと気になる名前があれば、
是非チェックしてみてください。
酒蔵さんにとって、お酒は手塩にかけて育てた子供の様なもの。
その名前を読み解けば、
その日本酒や、その酒を醸した酒蔵のことが
更に理解できるようになります。