2020.3.13

ワインは寝かせる。日本酒は立てる。

どちらも繊細な味を楽しむ同じお酒。

ですが、ワインは寝かせた状態での保存が基本。

日本酒は立てた状態での保存が基本。

 

なぜこんな違いがあるのか?

 

実はきちんと理由があって、

熟成や劣化という考え方や、

栓の材質が関係しています。

 

ワインの場合は、栓がコルク。

そのコルクが乾燥してしまうと空気が通るようになり、酸化が進んでしまいます。

だからワインセラーでワインは、横にされた状態で管理されており、

場合によっては何年も、コルクを抜かれるその時までスヤスヤと眠っているのです。

 

一方、熟成酒は別として、

ワインよりもフレッシュさが重視される傾向が強い日本酒。

開栓後1週間で飲みきるのが一つの目安とされており、

長期保存されることは、あまり想定されていません。

そんな日本酒を立てて管理するのは、極力空気に触れる面積を減らし、酸化を抑えるため。

そうすることで、ピチピチと活きの良い状態を保てるのです。

また、多くの日本酒の瓶に採用されているプラスチックの栓や、鉄のキャップは便利な反面、

お酒が触れた状態で長期保存すると匂いが付くことがあるといわれています。

そのため、立て保存するのがベター、という答えが導き出されています。

 

熟成を好むワインはスヤスヤ寝かせて、

フレッシュさを楽しむ日本酒は、優秀な門番のようにじっと動かないように立たせておく。

ポテンシャルを活かせる環境を整えてあげれば、

いいパフォーマンスを見せてくれるのは人間にも似ていて、

なんだかちょっと面白いですよね。