2021.10.12

麴クリエイターから蔵人に。

荷台には溢れんばかりの家財道具。

軽トラは大和路を駆け抜け、
三重県津市にある寒紅梅酒造を目指す。

目的は、当社に所属する竹内の引っ越し。
10月から寒紅梅酒造に出向というカタチで、
お世話になることになったのだ。

竹内は京都にある梅小路発行所で、
麹造りの経験を積んでおり、
麹クリエイターとして活躍していた。

どうせならさらに上のステップということになり、
寒紅梅酒造への出向が決まったのだ。

当の竹内はバイク乗りのため、
バイクの移動も兼ねてツーリングで現地入り。
3時半に現地で合流した。

新しい部屋の様子を見て、家財道具を下ろした後、
寒紅梅酒造の専務である増田さんから仕事上の注意点などを伺う。

体力仕事なのでムリはしないようにと声をかけていただくが、
麹クリエイターの前に料理人でもある竹内は、
現場の仕事は慣れていますのでと話す。

日本酒造りにおいて重要なのは、
一麹、二酛、三造りと言われており、
麹作りにはとても神経を使うそうだ。

その中で、実際に日本酒の材料となる麹を作る。
日本酒を実際に醸す作業に関わる。
得られる経験値は半端じゃないだろう。

日本酒造りシーズンの5か月間。
快晴の日のツーリングのように、
気持ちよく駆け抜けていってほしいと思う。