朝から卵白をふわふわにする仕事を行いました。

神奈川、鎌倉出張。
1日目にMTGを済ませ、2日目の朝。

「朝ごはんを食べに行こう」
せっかく来たからには
鎌倉の人気朝食を食べたい。

和食か、洋食か、、
一緒に来ていた、シェフのご指名で、和食に決定。

さっそく、
Google先生に「鎌倉　朝食　おすすめ」で聞いてみる。

どうやら「江ノ電」に乗って、稲村ヶ崎駅から徒歩2分の線路沿いに
人気の【卵かけごはん定食】があるらしい。

写真で見る限り、インスタ映え。

ほほう。。卵かけご飯ビジネス、、どんなものか、お手並み拝見。

この日はあいにくの雨模様。
2両編成の鎌倉〜藤沢を往復運行している江ノ電に乗って、
小さな1つしかない改札口をぬけて、線路沿いに歩いていくと、
そのお店は見えてきました。

線路スレスレの場所に建つそのお店は、
古民家をお店に変えたものでした。

もう一度いうが、この日はあいにくの雨。

にもかかわらず、すでにお客様が4組くらい入っているではないか。

じろじろ店内を見ながら、奥の角に案内され、
メニューを見ながら朝食を選ぶ。

もちろん、皆の目的は、噂の「卵かけご飯」。
定食になっていたので、焼き魚の種類だけ選んで注文する。

そして注文を取った後、しばらくしてテーブルへ運ばれたのが、こちら。

生卵。。
え、、ちょっと待って、、あの写真で見ていたふわふわの卵白の卵かけご飯は、、
自分でやるの、、？そして、この小さな泡立て器で、、？

お店の店員さんのお姉さんに、想像していた通りの説明を受け、
理解。。した後の行動は

「やってやるぜ！！！！」

小さな器で泡立てるのはなかなか難しいのと、
手動でのふわふわ卵白はかなり時間がかかる。。

この時点で、だいぶ精神的にキテる状態。

ふわふわに近づいているのか不安になりながらも、
黙々と皆で泡立てる。

集中しているからか、
よく聞けば、周りのお客さんの泡立てる音も店内に鳴り響いていた。。

みんな、、頑張ろう、、、！
あの写真みたいにするんだ、、、！

そして注文した、焼き魚はまだ来ないで！！！！（ふわふわが出来上がってないから！！！）

その時のみんなの願いは一致団結（？）していたと思います。

「お待たせしました〜」

きた！！

ふわふわできた！ふわふわだよね！これできてるよね！？
と心の中で自分を納得させながら、
写真をパシャリ。
何回混ぜたのか、、ちょっと親指が痛かったのもいい思い出。

お米にこの一生懸命、無心に泡立て続けた卵白を乗せるのが、
なんなら一番の楽しみに変わっていた私たちは、
卵白をお米の上にのせて、自己満足の世界へ。。。

焼き魚の待ち時間なんて気になりません。
むしろ気になるのは、自分が泡立てた卵白の完成度。
そしてこの体験を何より楽しんでいたのでした。

酒高蔵も、COVOも、空間を楽しんでいただくことを考えている中で、
こういった空間づくりや、体験型の食事をしてみて、
お酒の空間もこういうことだな〜と思った瞬間でした。

そんな、
朝から卵白をふわふわにする仕事をした旅の一コマでした。