2021.3.30

佐賀の歴史と、風景と、お酒と。

北九州、佐賀県。
佐賀県鹿島市浜町にある、九州旅客鉄道長崎本線の駅「肥前浜駅」は、
淡く優しいピンク色は麦畑が広がる風景に溶け込んでいました。

静かな早朝の駅の中で、
1時間に1本しかない時刻表(よく見たら3時間に1本あるかないかの時間もあったりする…)
都会では考えられない、ある意味、私たちにとっては非日常的景色。。

駅内には、お酒が飲めるショップも。

佐賀県の銘柄名がプリントされたお猪口が窓際に並ぶ姿を見て、
今からの旅に何かを予感させるものだったり。

というフリもありながら、、

実はこの駅の近くには「酒蔵通り」と呼ばれている場所がある。

江戸時代から昭和時代にかけて酒や醤油などの醸造業を中心に発展した地域で、
現在は、富久千代酒造、光武酒造場、峰松酒造場という3つの酒蔵が製造を続けいるんだとか。

この通りは、両サイドに並ぶ建物を見ながら歩くだけで、
時代をタイムスリップしたかのような感覚に。

大人が2,3人すっぽり入ってしまいそうなほど大きな鉄釜があったり、
醤油を貯蔵していそうな、樽が店内から少し見えていたり、
今ではあまり見ない建物の色、形、高さ、模様、、

「タイムスリップしたみたい」という感覚が証明したのは、

重要伝統的建造物群保存地区に選定されているという事実。
道の途中におかれる説明書きを読んで、理解する。

旅の思い出に、名残惜しく、座ってみて、一枚パシャリ。

早朝から歴史的な雰囲気に
胸をいっぱいにしたまま、お腹が空いたので、朝食を済ませることに。

日本三大美肌の湯の一つがあるという、嬉野市の街並みを車で楽しみながら、
向かったのは、なんとも味のあるパン屋さん、パン工房さかもと

焼き立てのパンに胸を躍らせながら、どれにしようか悩む。
レジ横にあった、懐かしい雰囲気のコーヒーは買うつもりだったが、
その横のプリンを思わず買ってしまったのは、 パン工房さかもとさんの戦略勝ち。

レジ会計中に焼き上がったサツマイモパンもすかさず追加でお買い上げ。

少し買いすぎたパンを食べながら、
鹿島の方へ。

鹿島といえば「干潟」
大潮のときの干潮時には約188k㎡にも及ぶ干潟が出現するのは、日本最大なんだとか。

この日見た時は満潮時だったため、干潟の風景は見れなかったものの、
どこまでも続いているんじゃないかと思うくらい大きな干潟を見たのは初めての体験。

干潮時には「ガタリンピック」というオリンピックになぞって、複数の競技がされるんだとか。

どんな感じなんだろうと検索する前に、
近くの道の駅の自販機にプリントされた写真が教えてくれたことは、
ネットではなく、この土地で知ったことになったことは言うまでもない。

佐賀の歴史と風景を肌身で感じながら、
この環境が作るお酒を想像した、

そんな旅のひとときでした。