2019.7.25

業界初、選べる食中焼酎「クラフトマン多田」をつくる天盃、蔵元の手

お会いするまでは、まったく想像もしていなかったお人柄だった。
福岡の熱き“クラフトマン”はこう言った。

『限界を超えると頭がからっぽになるんです。』

これまでのやり方と、これからのやり方。
全部を0にして、自分らしく在った結果が今なのだと言う。
論理的なものよりも、直感的につくられたものの方が伝わるのだと。
それを飲む人が評価し、初めて価値が生まれる。

多田さんの右脳と左脳を何度も往復し、ようやく形作られるものがある。

“作為”について考える。
つくり手である以上、作為というものは切っても切り離せない存在である。
しかし、結局邪魔にしかならない。
だから、本当は直感だけでモノをつくりたい。
けれども…

つくり手が抱えるせめぎ合い。
『変わり続けるのが焼酎。』
そう話す多田さんは、最高に格好いい大人。
気がつけば夢中でお話を聞いていた。

天盃 蔵人
多田 格