2018.11.1
- 【旅と、】
大阪~九州、明石大橋の下を通るフェリーの旅と、島の酒
writer/久雄
お盆が過ぎると、秋の気配が・・。
なんて言われますが、今年の猛暑はまだまだその勢力を失わず
暑い日が続いています。
が、農作物は日々成長し、収穫の時期は近づいてきます。
季節は西から変わっていくので、今月は九州の焼酎蔵さんへ訪問。
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」
とスタッフのみんなに言い残し、出張計画を練りに練って・・。
1泊2日か、2泊3日か・・、移動手段は何にするか・・。
新幹線にしようか、飛行機なら空港からどうしようか、なんて考えているときに
フッと思いついたのが、船がいいんじゃない?って選択肢。
選んだ理由は2点。
・まず瀬戸内海だから比較的波が穏やかで、船が揺れないというコト。
・船の航路が、瀬戸内海にかかる3つの橋の下を通るというコト。
出張に行く責任感を忘れて、すでに心は船旅のワクワク感でいっぱい。
当日好きなお酒を車に乗せてフェリーターミナルへ。
乗船予約もインターネットですでに済ましているので、受付もスムーズ。
駐車場のおじさんの誘導で、連絡橋を渡りフェリーに乗り込みます。
「旅」にでる感じが一番でるのは、新幹線より、飛行機より、間違いなく船がダントツ。
思わず紙テープで見送りの人と別れを告げたくなる錯覚に陥りますが、
毎日就航しているフェリーに、もちろんそんな人は存在しません・・。
ただ周りの人も、確実にウキウキしているのは伝わってきて、
甲板には、解放感に浸りたい人たちが一人、また一人と出てきます。
汽笛を鳴らし、出向する船をなんとなく誇らしげに感じながら
1時間もたたないうちに、このフェリー旅の超目玉、「明石海峡大橋」が近づいてきます。
サンセットと、日本が誇る吊り橋のコントラストは、本当にキレイ。
徐々に明石海峡大橋が近づいてくる頃、太陽が沈んでいく。
準備してきた今夜の焼酎「情け嶋」は八丈島の島酒。
場所は違えど、やっぱり海や島がよく似合います。
心地よい波の揺れと、お酒に酔いながら船は九州門司港へ向かいます。