2021.2.16

新感覚、ヨーグルトを酒で割ると。

ヨーグルト、白くてとろとろの甘くてすっぱい食べ物。

その酸味はヨーグルトをさらに爽やかに感じさせ、
牛乳よりはるかに栄養価の高い食品として親しまれています。

食前にヨーグルトを食べることによって、
血糖値の急上昇を抑える効果があります。

空腹時のカルシウム吸収率が高いことから
健康面においても効果を発揮する発酵食品です。

 

そんなヨーグルトをお酒で割って、
食卓のアクセント食前酒として登場させることで、
どんなお食事とペアリングできるかと実験し、

会社のみんなに感想をもらいました。

今回使用した、ヨーグルトは
西山酒造様の「甘酒ヨーグルト」。
甘酒による甘みをプラスすることで、
酸味との調和が美味しい自然食品のヨーグルトです。

・「ヨーグルト」×「スパークリング日本酒」
「茜さす SRARKLING SEMI SWEET」(土屋酒造店/長野県)
ヨーグルトとの調和が素晴らしい甘口スパークリング、
アクセントにシュワァと炭酸を感じることで一気にキリッと飲みやすい。

そんな一杯には、「ローストビーフ」
ジューシーなお肉にこってり濃厚な味噌ソース。
これは爽やかな日本酒をくいっと飲みたくなるはず…
 
みんなの反応は…ゴクリ

「スパークリング美味し〜、ヨーグルトの相性最高」
「あくまで食前酒として飲むならば、すっきり飲めて美味しい。」
「濃厚なソースに対して、すっと飲めるから肉の旨味を感じやすい。」
 
と、ヨーグルト×スパークリング日本酒になかなかの高評価。
 
「ローストビーフってメインの位置だから、それに対して少し軽い気が…」
などの意見もあり。

確かに、ヨーグルトがとろっとしてる分重いのかと思いきや、
甘口と発泡のおかげで軽やかな仕上がりに。
 
コクがあり、濃厚ソースのローストビーフに対し、
爽やかだけどヨーグルトの酸・甘みも残っている。
2点の相性は「パズルのピース」
対照的なものを合わせ、無い部分を補う合う関係のペアリング。
 


続いては、
・「ヨーグルト」×「りんごリキュール」
「青短の林檎酒」(八木酒造/奈良県)
甘い蜜りんごを絞ったかのような甘み際立つ林檎酒は、
ヨーグルトの酸味がじんわりと覗くような一杯。

そんな一杯に、「ローストポテトとふないいクリーム」
ふな飯(鮒寿司の周りに漬ける米)のしょっぱさに甘さ感じる、
こちらのペアリングはまさにハーモニー。
 
さてさて、みんなの反応は…
 
「ふないいクリームめちゃくちゃ美味しい。」
と言いみんなぱくぱくクリームを食べる。
いやそうじゃない。
 
「ヨーグルトのりんごリキュール割がただただ美味しい〜!」
と言いゴクゴク飲む。そうでもない。
 
「サワークリームの乳製品とジャガイモの甘さ、飲み物とのバランスがぴったり。」
と、今回はペアリングも大成功。
 
ふないいの酸味とヨーグルトの酸味。
ジャガイモの甘みとりんごの甘み。
先ほどと違い、「向き合った鏡」
似た者同士の組み合わせで、なんの違和感もなく楽しめるひとしな。
 

最後は、
・「ヨーグルト」×「コーヒー焼酎」
「コーヒースペシャリテ」(株式会社天盃/福岡県)
単体だとコーヒーの苦味・風味抜群のコーヒー焼酎も、
ヨーグルトと合わせることでカフェラテとも違う
香り立つ甘すぎないゴクゴク飲めてしまう飲み物へ変身。

そんな一杯に合わせるのは、「酒粕アイス醤油麹添え」
食後のデザート時間におすすめのペアリング。

今回のみんなの反応は…

「コーヒーの香りが香ばしい…アイスと醤油麹の塩み・甘みとの相性がすご良い。」
「コーヒー焼酎をちょろっと加えていることで、渋みが増してアイスをどんどん食べ進みやすくする。」
 
お互いがお互いを引き立て合う「オール阪神・巨人」タイプ。
コーヒー焼酎の渋み・香ばしさに対し、アイスの甘みが引き立ち
ポイントに光る醤油麹の塩味・甘味も際立ちます。
単体だとバラバラだった部分を、お互いがつなぐ存在。
 
様々なペアリングの形を見ることで、
ヨーグルトがお酒単体では出せなかった魅力を引き出す。
そんな可能性を誕生させたようでした。
 
酒は百薬の長なんて言いますが、
ヨーグルトと楽しみながら過ごすことで、

健康的なお酒時間になるのではないでしょうか。

また、新たなヨーグルトドリンクを探す旅は
無限大に続く…