2021.7.6

果実をお酒で、漬けてみた。

5月〜6月は、梅仕事の季節。

今年は酒高蔵でも、
梅酒と果実酒をたくさん漬けました。

果実酒に必要なのは、
果物・砂糖・お酒。
3つの種類を選んで広がる、
無限大の組み合わせ。

そんな無限の選択肢から選ぶのにはもちろん、
“6月 旬”
と自慢のmacbookに聞くのが一番でしょ。

なるほど、6月は梅以外にもたくさん果物があるらしい。
こんなにあったら迷ってしまうな。

デジタルネイティブの平成生まれは、本なんて読まない?
それは心外、とばかりに果実酒の本を開いてみる。

全てのページで美味しそうな果物がたくさん。
でもこれならなんとか選べそうだ、と悩みながら選んだのはこの3つ。

びわ、ラズベリー、そして夏みかん。

ラズベリーに旬があるのかわからないけど、
ちゃんと生で届いたから、一応旬なのか。
綺麗なルビー色が、日に照らされてキラキラと輝く。

コロコロと可愛いびわは、丁寧に洗って
一つずつ水気を取ってあげる。
ラズベリーがパリコレモデルだとしたら
びわは、麦わらをかぶった少女というところか。

手間がかかってわがままなところも
より一層可愛くみえちゃう、素朴なフォルム。

夏みかんは皮をむいて輪切りに。
氷砂糖と交互に入れれば、
爽やかな香りがお部屋に広がる。

このまま食べたい気持ちを必死に抑えて、お酒を注いで。

その3つを漬けるのに選んだのは、ブランデー、米焼酎、カルダモン焼酎。

さすがは酒屋。ただのリカーでは漬けません。
しかし初めてにしてはかなり度胸のある、
なかなか斬新な組み合わせ。

そう、私たちは怖いもの知らず。だって今は、令和だもの。

そんな果実酒たちの完成を心待ちに、
ゆっくりと見守る平成育ち。

乾杯は、1年後。