2018.11.1

大人も泣いちゃう!切なくも温かいストーリーの絵本と梅酒

writer/久雄


酒屋図書館に向けて、日々酒蔵さんから届く本の数々。
大切な本に、透明フィルムでカバーしていくのがスタッフの大切な業務になっています。

1千冊を超える本にカバーをつけていくのは見た目より大変な作業なんですが
「この作業大好きです!」というスタッフが多いのにはビックリ。
倉庫やレジまわりで、ブックカバーをつけている姿は
酒屋さんというより、もはや本屋さん。

そんな作業をしていると、なにげに「あっ、この本おもしろそう~」とか
「懐かしい!」など、たびたび手が止まってしまいます。
そんな罠にかかって思わず見入ってしまったのが
タイトルにある「おかあちゃんがつくったる。」

絵本というジャンルと、大阪のおばちゃん丸出しのイラストに油断して
ペラペラとめくること5分・・。
熱いものがこみ上げ、目頭を押さえるのに必死。
絵本で泣いたら、みんな笑われる・・、と思い
志村ケンのバカ殿を思い出したり、新喜劇のすち子をイメージしたり・・。

小さい頃、床下収納の中にたくさんあった自家製梅酒。
梅酒よりも、漬けてある梅の実がとても美味しかった。
こっそり食べた想い出も、見つかって怒られた想い出も、
ちょっとだけ小学生に戻って、自家製梅酒を飲んでみよう。

「おかあちゃんがつくったる」
どこからか、そんな声が聞こえてきそうな気がします。